2011年10月7日金曜日

父親としてのSteve Jobs

先日この世を去った、Steve Jobs氏。
彼は今のIT時代の父であり、
あまり取り上げられませんが、4人の子供の父親でもあります。


今月24日発売予定のSteve Jobsの自叙伝を執筆するWalter Isaacsonがインタビューに応じる
Steve Jobsとの会話の一部をTime magazine のエッセイで紹介しています。


A few weeks ago, I visited Jobs for the last time in his Palo Alto, Calif., home. He had moved to a downstairs bedroom because he was too weak to go up and down stairs. He was curled up in some pain, but his mind was still sharp and his humor vibrant. We talked about his childhood, and he gave me some pictures of his father and family to use in my biography. As a writer, I was used to being detached, but I was hit by a wave of sadness as I tried to say goodbye. In order to mask my emotion, I asked the one question that was still puzzling me: Why had he been so eager, during close to 50 interviews and conversations over the course of two years, to open up so much for a book when he was usually so private? “I wanted my kids to know me,” he said. “I wasn’t always there for them, and I wanted them to know why and to understand what I did.”

自分の英語力での翻訳では満足できない方が大多数でしょうが訳させてください。

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数週間前、私はカリフォルニアにあるPalo AltoのSteve Jobsの自宅に最後の訪問をした。彼は寝室を二階から一階の部屋に移動させていた。もう既に二階に上がる力も無かったからだ。

彼は病気に耐えながらも、意識をはっきりと持ち、元気な様子であった。私は彼の少年時代について話を聞いた。そして彼は、私が執筆する彼の自叙伝に使う数枚の彼の家族と父親の写真を渡してくれた。

作家として私は冷静に対応していたが、内心は彼に別れを言うことになる事を考えると悲しくてたまらなかった。私は自分の感情を隠すため、以前から疑問だった事を彼に質問をした。


「なぜあなたはこの様なプライベートな時期に、一冊の本の為に、そんなにも熱心に私の50にも及ぶインタビューや対談を二年間に渡って応じ続けたのですか?」



「なぜなら、私は自分の子供たちに自分の事を知ってほしいからだ。」


とSteve Jobsは答え

「私はもう自分の子供たちと、いつも一緒に居る事が出来る存在では無くなるだろう。それがなぜなのか。そして、私は何をしてきたのか彼らに理解してほしいからだ。」と続けた。

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忘れてはいけない。
Steve Jobsは4人の子供を持つ父親です。

2011年10月6日木曜日

Apple Special Event, October 2011で思う事。

10月5日のKeynoteを映像ご覧になった方は多いと思います。
iPhone 4Sなどが発表されTim Cook CEOが舵を取るAppleの出航を意味する重要なものでした。
Tim Cookはとても丁寧な話し方をしていた事が印象的です。


今回のKeynoteでは会場の様子を撮影する際、カメラクルーはこのアングルでのパン(撮影技法)を多用していました。
私が気になったのはTim Cookの右手となりのReservedと書かれた席。
公式な発表がないので推測にしかなりませんが、おそらくこの席はSteve Jobsの為に準備された席で有ったのではないでしょうか。


新しいAppleを最前列の中央の位置でしっかりと見つめる事の出来る位置です。
同時に世界にSteve Jobsの姿をはっきりと見せる事の出来る位置です。


残念ながらJobsはこの位置で輝かしいAppleの再出航を祝うことは出来ませんでした。
数年前に発病し、いったん完治したと思われた膵臓ガンです。
Apple ファンの望みも叶わず、彼は家族に看取られ永遠の眠りにつきました。




しかし、その席にはAppleの総意となったSteve Jobsが堂々と座っていた事でしょう。


これからAppleは再び大きな海に出て、いろんな嵐を経験し、いろんな宝を見つけて、
そして私たちに分けてくれます。

もし世界一の宝をAppleが手にした時、そこにはSteve Jobsの魂と新しいApple チームの魂が融合した全く新しいAppleの姿が有ることでしょう。


私はそのApple Incの姿を見る事が待ち遠しいです。


敬愛するSteve Jobsに安らかな眠りを。
そしてApple Incに更なる光を。


Steven Paul Jobs, 1955 - 2011

前 Apple Inc CEO Steve jobs氏が現地時間の10月5日に膵臓がんが原因で死去しました。

彼はその独自の感性でAppleを築き、今のAppleにまで成長させた人物です。

彼の人生はまさに「山有り、谷有り。」で、
想像も出来ないほどの苦労を要するもので有ったに違い有りません。

彼の功績は未来永劫語り継がれるはずです。
安らかなお眠りを。

R.I.P
Steven Paul Jobs, 1955 - 2011


無常の流れ。

これまで私は高校生という立場で、幸いにも大切な人を失った事がありませんでした。
そして、今日その大切な人の一人を失いました。

この気持ちをどう処理していいのか分からないのが実情です。
この記事は自分の気持ちをいったん整理するための内容とします。




人間もとい、地球上の万物はいつかはその姿を消していきます。
その条理は普遍で日本の古い言葉の「無常」という言葉が意味している通りです。


人生にはいつか終わりがくる。


誰でも分かっている当たり前の事です。
しかし、いざそれに直面してみると感情を抑えられなくなります。
人の死は悲しいです。

今の私の心境をどう表現していいやら、これが「言葉にならない」という事なのでしょうか。


死を認め、生に希望を持つ。


残された人間にはそれがただ一つの道です。
大切な人の死を受け入れ、無駄にしてはいけない。


私はこの悲しい出来事を乗り越えます。
決して低い壁では無いけれども、その壁を乗り越えなければ先には絶対に進めない。
先人が築き上げた世界を守り発展させていく。
それが我々の使命だから。